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「ステップ Oh!えかき-親子お絵描きワークショップ」を終えて

こんにちは!先日はワークショップにお集まりいただきありがとうございました。「ステップ Oh!えかき」の説明をさせて頂いた村田です。お子さんたちの「描きたい!」気持ちを引き出し、お絵かきがもっと楽しめるきっかけになりましたか。

本ワークショップは「保護者向け講義」と「お子さんたちのお絵かき」という2部構成で行いました。

<保護者向け講義>

まず最初に、作業療法士のマイク先生による指や手の動きに関する「年齢と発達の順番」をご説明いただきました。 発達段階としては、まず手で握るという動作、次に肩の動きが加わり、次に肘、手首のように粗大的な動きから、微細的な運動機能が発達します。これらの運動機能の発達に伴い「絵を描く」という動きができるようになります。運動感覚や運動機能の発達は個人差があることも事実です。そのため、焦らずに順を追ってできることを増やしていくことが大切です。お絵かきが苦手なお子さんは今どの段階なのか、どの段階で難しさを感じているのか、現在の年齢に対して差があるのか等について検討しながら適切なレベルを選択することが大切です。マイク先生の講義を通して、指導する立場にいる者にとって、人体の仕組みや感覚機能、各発達の段階などに関する専門的な知識が大切だと改めて感じました。 次に、私村田によるステップho!えかきのお子さんに合わせたレクチャーを行いました。この「ステップoh!絵描き」はバックワードで出来ることが大きな特徴の1つです。お手本があっても他のものを描いてしまう、または、どこからどう描いていいかまだ分かりにくいといったお子さんには、* バックワードチェイニングが有効です。お子さんのステップを見て一歩前に進めるようなアドバイスをさせていただきました。

<お子さんたちのお絵かき>

保護者向けの講義のあとは、実際にお子さんたちと一緒に絵を描きました。お子さんの描きたい絵を具体的なお手本とともに、次に描けそうなものも含めレクチャーいたしました。思うような形を描けない場合は手首や指の動きについての説明をしました。いつも同じものを描いてしまう場合は、広がりを持たせた手本をお伝えしました。 1時間と短い時間でのワークショップでしたので、説明が不足していたり、絵を描き足りないお子さんもいらしたかもしれません。なかなか全てのお子さんに詳細を説明するのは難しいところですが、次のステップへの足がかりになれば嬉しいです。お子さんたちが、紙を前に目をキラキラ輝かせわくわくしながら描いていたのがとても印象的でした。是非また創意工夫を凝らした上、開催できればと思います。ワークショップにお越しいただき誠にありがとうございました。

* 「バックワードチェイニング」とは、始めに完成形をお子さんに提示し、そこから1つずつ介助を減らし、その部分をお子さんの自立で出来るようにすると言うものです。例えば、「手を洗う」動作をするためには『泡を流す→手をこする→ソープを付ける→手を濡らす→蛇口をひねる』というように逆の手順から教える方法です。

<村田圭代 プロフィール>

ABAfreelancers 代表

京都橘大学卒業。 個々の子どもの行動を分析することに加え、その子の理解や表出の傾向を考慮し、学びやすいプラグラムを作ることを心がけている。楽しく、ゲーム感覚で取り組める要素を取り入れ、子どもの発達段階に合わせた、負担の少ない指導を提供することが目標。子供たちの「できたー!やったー!」を大切に日々奮闘中。

フクロウのろうどくかい

~障害の有無に関わらず子供達に感動を~

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ABAfreelancers

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