BCBA斉藤真耶先生のABA(DTT)ワークショップを受講して

みなさん、はじめまして。わたしはテンプル大学で心理学を専攻している大学生です。ルクリエで夏季のインターン生として様々な実務経験を積んでいます。この日はわたしにとって、初めてのワークショップでした。本ブログを通し、わたしの素直な感想を述べさせていただきます。


ワークショップの前半では、DTT(Discrete Trial Training)の目的が自閉症のお子さんを施設送りにしないために確立されたものだと知りました。その他にも刺激般化や反応般化などといった般化について学んだり、DTTの構造である指示、反応、そして結果やプロンプトという子どもを正解へと導くヒントや手助けの方法を例も交えて、BCBAの斉藤真耶先生に教えていただきました。

初めて聞く内容ばかりで、全てを理解することはできませんでしたが、とても興味深いトレーニングでした。最も印象深かったのはパメラとリッキーという1964-1969年頃に行われた自閉症の子どもを使った実験です。約60年ほど前の実験ですが、その実験で子どもが暴れたりなどすると床から電流を流して言うことを聞いてもらっていたそうです。現代においてはとてもタブーといえる実験には驚きました。その他にもDTTの教え初めは大きい声を使って指示を出すという部分でのお手本を見たときの声の大きさに驚きました。ですが、とても実用的な説明で驚きました。

DTTで使われるというプロンプトという正解へと導くための手助けの方法とブロックという方法の区別をつけるのが少し難しく感じました。プロンプトは正解へと導くために誘導する形で、ブロックは不正解のものに子どもが触れるのを阻止するという形だと再度説明をしていただき、少しだけ2つの違いに気付けたと思います。


受講者の方々も何名か来ていて、一緒に授業を受けているような気分でした。受講者の方々の中には実際にABAを取り入れてお仕事をされている方などもいました。私はあまり個人的な話をすることが出来ず、もう少し話し合いができていたらなと後悔してます。


そんな受講者の方の1人とロールプレイを用いて、セラピストと子ども役になりきり実際にDTTを実施する練習しました。そのロールプレイの内容はT(ターゲット)という子どもに覚えて欲しい色や形を「○○どれ?」「○○どこ?」といった質問を通し、その絵カードや色紙を選択するという形式でした。それぞれのペアに分かれ、その中からターゲットとして扱う物(色紙/絵カード)を一つ選び、そのターゲットと一緒に他の色紙や絵カードを並べ、ターゲットである物を選べるか(受容・理解言語)という内容でした。初めての体験だったのですが、あえて間違えたりなどして、そこでプロンプトを使い正解へと導く練習も行いました。不正解だった場合は適切にプロンプトし、まねて欲しい動きや言葉などを使い、もう一度同じことを実践させることも繰り返しました。


午前3時間、午後2時間という短い時間でしたが、DTTの歴史的背景や実用方法、そしてロールプレイといった実際にDTTを行うことができ、とても嬉しかったです。またコロナが落ち着いたら、同じような形で実践する場が設けられると良いなと思いました。





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