麻布セラピールームでできる検査

「何となく発達に問題がありそうだな」「ことばが遅いんじゃないかな」と漠然と感じていても、なぜコミュニケーションが難しいのか、が曖昧では、ことばの発達や社会スキルを促すことは非常に困難です。適切なコミュニケーションというのは、単にことばの「量」を増やしたからといって改善できるものではありません。「質」の改善が必要です。
言語・コミュニケーションのスキルを改善するために必要なことは、正しい評価をすることです。つまり、苦手な部分はもちろん得意な部分を正確に知ることが不可欠です。
ルクリエの麻布セラピールームでは、全体発達および言語面の評価を行い、その結果を基にスキル目標の内容および優先順位を明確化にすることを心がけています。お子様の状態を保護者からヒヤリングし、適切な検査を選択し、検その結果を基に、指導方針・指導内容を作成します。
【ルクリエで評価できる検査とその概要】
【知能検査】
・WISC-Ⅳ知能検査
適用年齢 5歳0カ月 ~ 16歳11カ月
この検査は全体的な認知能力を表すIQを出すことができます。また、「言語理解・知覚推理・ワーキングメモリ・処理速度」の4つに関してそれぞれ指標で表すことができる検査です。全体的なバランスを確認することができます。
【言語検査】
①発音に関する検査
・新版 構音検査
適用年齢 幼児~成人
発音に問題があるかを調べることができる検査です。どの音に誤りがあるのかを単音、単語、文レベルで確認することができます。この検査をすることで、すぐに練習につなげていくことができます。
②単語の能力を知る検査
・PVT-R絵画語い発達検査
適用年齢 3歳0カ月 ~ 12歳3カ月
単語をどれぐらい理解できているかを調べる検査です。年齢別に単語の理解能力が平均より上なのか下なのかが分かるようになっています。
③言語全体の能力をみる検査
・国リハ式〈S-S法〉言語発達遅滞検査
適用年齢 発達レベル1歳前後~小学校就学前
言語に遅れがあるがどうかを短時間で調べることができる検査です。検査結果は、健常児の発達と対照する事が可能です。
・質問‐応答関係検査
適用年齢 2歳~就学前
短時間で子どもの会話能力を調べることができる検査です。「日常的質問、なぞなぞ、仮定、類概念、語義説明、理由、説明、系列絵、物語の説明、文章の聴理解」の10の課題を行います。プロフィールからおおよその発達水準を確認することができます。
・LCスケール 言語・コミュニケーション発達スケール
適用年齢 0~6歳
乳幼児の言語コミュニケーション発達を基盤にしてつくられた検査です。語彙、文法、語操作、対人的やり取りなどに関して調べることができます。「言語表出、言語理解、コミュニケーション」をそれぞれの側面に関して発達年齢を確認することができます。
・LCSA 学齢版 言語・コミュニケーション発達スケール
適用年齢 小学校1年生から4年生
言語能力の全体像を包括的に捉えることができる検査です。「文や文章の聴覚的理解」「語彙や定型句の知識」「発話表現」「柔軟性」「読み書き能力」のそれぞれの側面を検査することができます。