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インタビュー:Kathryn Mendoza, BCBA

今日から全3篇にわたり、Kathryn Mendozaさんをご紹介します。Kathrynさん(ニックネーム:チャイ)はフィリピン人で初めて*認定行動分析士(Board Certified Behavior Analyst)の資格を取得したセラピストです。

Kathrynさんはわたしにとって友人、かつ憧れのセラピスト、いわゆる、Role Modelです。

彼女の目はキラキラしていて、笑顔が絶えません。子どもだけでなく、後輩セラピストに対しても誠意と敬意を持って愛情深く指導されています。下の全てを有した素晴らしい人です。

1. 子どもに対する豊かな愛情

2. 教育に対する深い情熱

3. 豊富な知識

4. 謙虚な態度

5. 高い向上心

パーティングトン博士がARNのインタビューでも話しているように、BCBAだからといって良いセラピスト・指導者とは限りません。博士曰く、BCBAの数は増えているけれど質は落ちているそうです。しかし、KathrynはBCBA取得後も、スーパーバイズを受け自らのスキル向上の努力を続けています。クリニックを立ち上げ、独自のプログラムを構築し、質の高いサービスが提供できるようになってきた現在、次の目標は博士号(BCBA-D)を取得することだとか。すごい人です。

Kathrynさんがディレクターを務めているPIECES Child Development Servicesの写真をスカイプインタビュー中に見せて頂きましたのでシェアします。

補足情報:

*BCBAの資格を取得するためには、1)米国に本部がある協会が指定している大学院を卒業する、もしくは心理や特別教育を大学院で学び所定のコースを修了する 2) 1500時間の実習を終え、受験資格を得る 3) 本試験に合格する といったハードルを乗り越えなければなりません。

国際資格ですから学科、実習、本試験は全て英語です。また、実習でスーパーバイザーに支払う費用も決して安くはありません(200万〜400万円)。さらに本試験のための渡米費用もかかります。

このようにBCBAになるためには大学院レベルの英語力、経済的負担、経験豊富なバイザーに出会う、といった3重の難関があります。日本全国のBCBA登録数はわずか十数名です。うち、実際に日本に居住しているBCBAは10名を下ります(2016年5月時点)。

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