子どもの「初期言語理解スキル」について学ぶ: 受講者の感想(2)
ワークショップに参加させていただきありがとうございました。
お話、大変勉強になりました。
何がいいかというと、講義者ふたりが、資料の合間に話される、実体験の話や、その理由についての余談っぽいところがとてもいいです。

APD について:
実際訓練している子で、この症状かなと思う子度々います。この概念を頭に入れながら訓練するのは大事だと思います。この概念にピンとこない指導者もいます。
アイコンタクト:
佐藤さんが、眼に刺さるような感覚、みられるのがいや、訓練するのが虐待になるのではないかと悩みながらやっているととおっしゃってましたが、その感覚、わかります!!私もそう思っていました。
それでも工夫して、子どもに身に着けさせようとする姿勢は大事なんなんだなと再確認しました。
「見て」に従えない子:
「見て」を言わせて、その意味を理解させるというのに納得しました。
言葉に遅れのある子は【何を求められているのかわからない】、そこに取り組むのが大事ですね。
理解弁別課題、出来ない子は実物で、1個だけでやる:
【1個だけ】これを繰り返すことをしていませんでした!!!!
訓練をやりながら記録をとっている:
やっぱり大変なんだ、私も頑張ろう、って思いました。
「座ったね」と言って褒めてから食べものを出す:
好きなことの【前に】言葉を聞くことが大事なんですね。
今日の講義は、基礎的な内容ですが、この部分はとっても大事で、ここをクリアできないで年中・年長児になってしまうお子さんが療育にはたくさんいます。ASDだけでなくダウン症のお子さんも。この部分をクリアできて初めて、言語を習得する準備が整うんですよね。言葉の雪だるまの芯を作る部分だと思います(芯ができれば雪だるまが大きくなるんですよね)。この芯をつくる訓練は、個別でじっくりやらなければなかなか身につかないと思います。
今日の講義では、個別でじっくりの様子がとってもよくわかりました。芯をつくる訓練に取り組むSTが増えていけばいいなと思っています。