定価 各5950円(税込)
「ABLLS-R®アセスメント」
「ABLLS-R®ガイド」
基本言語・学習スキルの
アセスメント改訂版
ことばの遅れ
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2歳になってもことばがない(初語がない)
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3歳になっても単語しか話さない
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ことばは理解しているが、あまり話さない(理解と表出の乖離)
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声かけに注目しない
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ことばを真似しない
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園や健診で「ことばの遅れ」について指摘された
非言語性知能の遅れ
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パズルや積木などの構成ができない
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形の模写が苦手
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身体部位の認識の低さ
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簡単な動作や音声の模倣ができない
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自主的な働きかけや要求をしない
基本学習スキルの
未熟さ
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「学ぶ力を身につける」ための基本的な学習能力が未熟
* 協力性
* 般化行動(習得したスキルや行動の応用的使用)
* 模倣
* 社会性
* 遊びのスキル
相互的対人
コミュニケーション
の問題
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アイコンタクトが弱い
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相手の気持ちがよくわからない
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他者や他児との相互的なやりとりや会話ができない、持続しない(話が噛み合ず、一方的あるいは冗長的になる)
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順番待ちやゲームのルールがよく理解できない
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興味、気持ち、考えが他者と共有できない
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集団行動ができない
吃音
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話すときに、音の繰り返し(「カカカバン」)や引き延ばし(「カーバン」)の症状が見られる
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「...カバン」のように音が詰まって出てこない(ブロック)
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うまく話せないことを予期し、強い不安や緊張感を抱いている
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発話量が減少した(発話に対する回避行動)

発音の不明瞭
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年長さんになったがサ行音がまだうまく言えない(「さかな」→「ちゃかな」「たかな」)
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イ列やエ列音の発音の時、口角や下顎がピッと横に引かれる
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発音に対する苦手意識がある
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クンクンと鼻にこもったような発音をする
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サ行音やタ行音の発音時に舌を出して話す
読み書き計算の
苦手さ
(学習障害)
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小学校1年生が終わる頃になっても、ひらがな文字の読み書き困難がみられる
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特殊音節(拗音、撥音、促音)の読み書きにつまずきがある
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読むことの難しさ:文字を混合、反転して読む、逆方向から読む、文字を抜かして読む、読んでいるとどこを読んでいたかわからなくなる、読むのに時間がかかる、文章の内容が理解できない
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書くことの難しさ:鏡字を書く、文字がバランスよく書けない、黒板の文字を書き写すのが難しい、作文が書けない、読点が理解できない
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計算の難しさ:数字や記号を理解・認識できない、数の大小がわからない、数のパターンが認識できない


