パーティングトン博士(BCBA-D)の講義 Part I:セラピストの心得

December 28, 2016

11月に香港のAutism Recovery Networkで行われた、パーティングトン博士(BCBA-D)によるワークショップに出席しました。

 

 

このPart Iでは、セラピストの心得について特に重要だと思った4点についてまとめました。基本的なことだからこそ、しっかり実施しなければなりませんね。

 

1)療育の最終目標:基本学習スキルの獲得とその般化

 

療育の最終目標は、般化スキルの獲得です。つまり、子どもが日常生活を通しながらより高度なスキルを獲得できるために、様々な基本学習スキルを養うことが不可欠です。机上でのDTTで得たスキルは、様々な環境下でも練習をし、最後に必ずNET(Natural Environment Training)を行います。スキルは般化できるようにならないと結局意味がないからです。

 

"The Goal: Teaching should result in the acquisition of generalized skills that allow the learner to learn from his everyday experiences."

 

2)あなたが指導している子どもは、あなたを見た時、笑顔で近寄ってきますか?

 

まず、セラピストの評価をする時、子どもが指導を楽しく受けているか確認します。セッションが始まる時、子どもは「センセーイ!」とニコニコ嬉しそうにしていますか。「イヤイヤー」と泣いていませんか。指導者であるあなた自身が強化子でなければ良い指導はできません。

 

"We want the children to run to us, not from us."

 

3)保護者の協力は不可欠

 

保護者との連携を確実にしましょう。指導内容や指導ポイントを保護者に伝え、家庭での般化を実現することが非常に大切です。あなた一人では良い指導はできません。そのためにも、指導を開始する前に、保護者にその大切さを理解してもらうことが重要です。

 

4)アイコンタクトの大切さ

 

子どもとの信頼関係が築け、相互的なやりとりがややスムーズになってくると、セッション中ついついアイコンタクトを軽視しがちです。しかし、子どもが相手を意識して行動する習慣を養うためにはアイコンタクトはとても重要です。「ちょうだい」「ありがとう」「やって」「いやだ」などのシンプルなやりとりの中でも目を合わせてコミュニケーションをするように心がけましょう。

 

 

Part IIでは効果的な指導のポイントについてお伝えします!

 

参考資料:

 

Partington, James W. (2016) "Developing Critical Learning Skills for Children: Motivation to Learn & Spontaneous Use of Skills to Socially Interact with Others." Behavior Analysts. Autism Recovery Network, Hong Kong, November 12, 2016. Lecture.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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