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分類の能力(Classifying skills) を伸ばすために

ことばの概念の発達に欠かせないものの一つは「分類」能力(Classifying Skills)です。分類という能力は、わたしたちの考えを順序よく整理し、論理的に考えるために不可欠な基礎能力です。 このスキルを伸ばすためにも日常生活でよく使う物についてその用途や機能を話し合いましょう。遊び心を忘れずに、なぞなぞやゲーム感覚で取り組んでください。

「物の用途や機能」(function) に関する質問の例:

<入浴中>「髪の毛をあらう時に付けるものはなーんだ?」 答え「シャンプー」 <歯磨き中>「歯を磨く時に歯ブラシにつける物ってなんでしょう?」 答え「歯磨き粉」 <砂場>「トンネルや穴を掘るのに使う物ってなにかな?」 答え「スコップ」 <ジュースなどをこぼしてしまった時>「テーブルを拭くのは?」  答え「タオル/ティッシュ/フキン」 応用力を身に着けるためには: ポイント1)実物ではなく絵カードや写真を利用しましょう。 ポイント2)実際の活動以外の時に、「もんだいでーす」などと言って質問してみましょう。 ポイント3)子どもが問題を出せるように促してみましょう。字が読めるお子さんなら問題を紙に書いてあげるといいでしょう。徐々にヒントの紙を見る頻度を減らし、ひとりで質問できるように促しましょう。 「なぞなぞ」が難しい場合には: ポイント1)選択肢を2-3ほど提示しましょう。例えば、「シャンプー」という答えがでなければ、「石けん、シャンプー、タオル」というように。 ポイント2)選択肢でも難しければ身振りや語頭音ヒントを与えるなどして答えが言えるように導いてあげましょう(エラレスラーニング)

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