フクロウのろうどくかい
今日は最近インスピレーションを頂いた友人の活動についてご紹介したいと思います。
フリーランスの家庭教師である村田さんは、発達障害を呈する子どものためのABAをベースにした教育支援活動をしています。その傍ら、「フクロウのろうどくかい」というコミュニティーをH26年に発足し、定期的にプロの声優さん、音楽家、プロデューサーらによる朗読会/読み聞かせ会を主催しています。
フクロウのろうどくかいは「障害の有無に関わらず本物に触れて感動を」をコンセプトに、大声で叫んでしまう、離席ばかりしてしまう、といった問題行動の有無に限らずどんな子どもでも、あるがままの姿で芸術の素晴らしさを体験できる場所を提供しています。
先月26日(日)、まつど市民活動サポートセンターで行われた第5回目の朗読会を見に行くことができました。
小さな会場に入るとすぐにステージ前の大きなピンクのマットに目が止まりました。マットの上には5−6歳の男児が2人いて、踊っていると思ったら突然体当たりしたりと常に落ち着きなく遊んでいました。
コミュニティーの代表者らが開催の挨拶などをしている間も、この子たちは休み無くピョンピョンし、声を出すなどしていましたが、その男児のお母さんを除いた誰ひとりとして注意する大人はいませんでした。
つまり、本当にこのコミュニティーのお客さんは「子どもたち」なんですね。大人の挨拶話なんて子どもたちは全く興味ないわけで、そのつまらない挨拶を静かに座って聞くことを強要していませんでした。
声優さんたちがステージに並び、待ちに待った「プロによる読み聞かせ」が始まるやいなや、男の子達はマットの一番前で体育座りをし、心身に響き渡る声優さんたちの声と「本物の芸術の世界」に魅せられていました。
しばらくすると、今度は後ろのパイプイスに座っていた小学生5−6年生ほどの女の子が立ち上がり、声優さんたちのパフォーマンスに惹かれるようにしてピンクのマットへ移動し、座り込んでじっと耳を傾けていました。
子どもたちは「オオカミガ キテルヨ!」と叫んだり、ケラケラと笑って転げ回ったりと、声優さんたちが作り上げるストーリに自然に参加し、とてもリラックスしている様子でした。
やはり、声優さんや音楽家の生のパフォーマンスは力強いですね。もっともっと多くの子どもたちにフクロウのろうどくかいを見て感動してもらいたい!と思います。
次回の第6回は六本木で行う予定だそうです。わたしも何かの形でお手伝いさせて頂きたいと思います。
興味のある方はフクロウのろうどくかいのホームページをご覧ください。
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