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IEPの重要性

ここ最近、関東首都圏外からのABLLS-R®日本語版のご注文が入ってくるようになりました。

なんと、昨日は愛媛県、そして今日は鹿児島県からです!

ことばの発達面だけでなく、子どものADLスキル、集団スキル、遊びのスキル、読み書き計算のスキルなども評価でき、子どもの包括的な発達レベルを数値的に把握できるABLLS-R®が、日本全国に広まりつつあることが実感できて本当に嬉しいです。

アメリカではIEPに基づいた療育支援が義務化されていますが、日本では文部科学省は義務化をしていないため、15年度の調査では公立小中の1割、公立高校の4割が作成していませんでした。

また、IEPを中学や高校に引き継ぐかどうかは各校の判断に任されています。そのため指導方針が把握されないまま指導され、特に高校では適切な進路指導ができないという状況にあるとされています。

文部省は20〜22年度に始まる小中高校の新学習指導要領での義務化を検討しているようですが、あくまでも「検討」の段階。実際に実施されるのはいつのことになるのでしょうか。

わたしがこれまで支援してきた子ども達の多くがIEPなしで指導を受けています。

「前回に通っていたセンターのIEPを見せて下さい」と保護者に聞いても「え?なんですかそれ?」という回答がとても多いです。そして、「(セラピストから)プログラムは特に頂いていません」という回答も珍しくありません。

ABLLS-R®日本語版は評価ツールだけでなく、IEP作成の手引き(ガイド)でもあります。

是非とも、発達障害を呈する子どもたちを支援しているOT、ST、ABA/VBセラピストだけでなく、園や学校の先生にも活用して頂きたいと思います。

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