場面緘黙への支援

場面緘黙の子どもは大人しいと思われている場合も多く、就学前や就学後も見落とされることも少なくありません。場面緘黙が疑われるときには早期介入が必要になります。何もせず自然に状態が良くなるという可能性はあまりありません。 本ブログでは場面緘黙の子どもに対する支援や対応の方法について説明していきます。不安や緊張を抱えている場合が多いので、それらを感じさせない環境をつくっていきます。基本的には「楽しく、自信をつけながら、場数を踏んでいく」ことが重要です。 どのような対応をしていけばよいのか具体的にみていきましょう。 <良い対応> ・初めは身振りやしぐさで、言葉を使わないコミュニケーションを奨励します。徐々に発話につなげていくようにします。 ・いま安心して話せる状況からスモールステップで話せる場所や人を増やしていきましょう。 ・あくまでその子のペースに合わせるようにします。 ・その子が快適だと感じる環境を作り、非言語(身振りなど)のコミュニケーションも受け入れていきましょう。 <避けるべき対応> ・話すことを強制しないようにします。無理に話をさせようとすると逆効果にあり、症状の悪化につながることもあります。 ・反応がなくても怒ったり責めたりしてはいけません。 ・慣れていない人や環境で無理に話しをさせることは避けましょう。 ・十分に準備ができていないのに、発話を促すことは避けましょう。 上記のように、安心してコミュニケーションできることを促進して、不安を減らし、リラックスできる環境をつくっていくことを心掛けるようにします。また、できることをほめて、自信をもたせることも大切です。 今の状態を

場面緘黙(選択性緘黙)とは

本ブログでは場面緘黙(選択性緘黙)の概要を説明します。 場面緘黙とは、普段家の中などでは流暢に話せているのに、学校や人前など特定の場面で話せなくなってしまう症状です。普段話せているため「話したくない」や「わざと黙っている」などと勘違いされてしまうことも少なくありません。わたしが小学2年〜4年生だった時のクラスメートの男児が場面緘黙でした。学校では一切声を聞くことはありませんでしたが年賀状を出したらハガキいっぱいに小さい字でみっちり返事を書いてくれて飛び上がるほどうれしかったのを覚えています。 わたしが通った小学校は今思えば開放的でインクルーシブな学校でした。車椅子のクラスメートもいましたので女の子達は、着替えやオムツ替えを自ら手伝いました。運動場や下校など車椅子を押したりするのは日常のことでした。幼少の頃のこういった体験はわたしがセラピストになりたいと思ったベースになっています。 場面緘黙のお子さんは、感覚的な問題(感覚統合障害)を持っていたり、不安や緊張を抱えていることが多いです。話すことを強要することは避ける必要がありますが、親や学校の先生は、励まそうとしたり、「どうして話せないの?」などプレッシャーを与えてしまうことがよくあります。「話したいけれど話せない」という問題を抱えていますので、自尊心や自信を傷つけたりしないように周りは気をつけなければいけません。本人の不安や恐怖をなるべく取り除けるよう、過ごしやすい環境を整えること、本人のペースに合わせながら徐々に環境を変え成功体験を積み重ねていくことが大切です。 下記、場面緘黙について、その件数(発症率)、主症状、考えられる要

麻布セラピールーム引越しのお知らせ

麻布セラピールームが、引っ越しをしました。 地下鉄麻布十番駅から徒歩で約7~8分、または六本木一丁目駅からも徒歩で約10分の場所になります。六本木駅からは徒歩11〜12分です。大通り沿いなので、分かりやすく便利な場所にあります。 セラピールームの近くには東京タワーが見えます。 これまでより、より広く非常に静かな環境でセラピーを受けて頂くことが可能になりました。就学前のお子さん向けのお部屋、小学生など少し大きなお子さん向けの部屋もあります。お子さんの現在の状況をみながら部屋の環境を整えながらセラピーを進めていきます。 たくさんの教材や本、おもちゃなどがあり、お子さんたちに楽しみながら学んでいただけます。 洗面台やキッチンなども備わり、プライバシーもしっかり守れるため、安心して通って頂けます。 これまで以上に学習しやすい環境でセラピーを受けられますので、是非多くの方にご利用して頂きたいです。

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